トップページ > 初心者におすすめの情報, 素材 > 包丁の素材の色々
包丁の素材は様々です。それぞれに大きな特徴があり、包丁を購入する上ではまずは素材から決めるとよいでしょう。
包丁の素材は大まかな分類すると「鋼」「ステンレス」「セラミック」の3種類に分かれます。
ここでは、それぞれの素材の特徴を比較していきます。
鋼の包丁の一番の特徴は、なんといっても切れ味がもっとも鋭いことです。
しっかりと手入れされた鋼の包丁は切れすぎて恐いくらいです。
しかし、”しっかりと手入れされた”という部分がポイントで、鋼の包丁はもっとも手入れを頻繁にする必要があります。
包丁の手入れというと、言うまでもないですが包丁を研ぐことです。
手入れを怠ってしまうと、錆びやすいことが鋼の包丁の一番のデメリットです。
総合的には、研ぎが必須であることから中級者から上級者向けの素材といえます。
切れ味 | :非常に鋭い |
耐久性 | :非常に長持ち |
研ぎやすさ | :研ぎやすい |
手入れの頻度 | :高い |
ステンレスの包丁は、切れ味が長持ちしやすい特徴があります。
切れ味が長持ちするので、当然手入れをする頻度は低くなります。
ステンレスの包丁は、その使い勝手の良さから一般の家庭ではもっとも多く使用されている素材の包丁です。
さらに鋼の包丁と比べて錆びにくい特徴も持ち合わせていますので、包丁に対して特別こだわらないのであればとりあえずステンレス包丁を購入すれば間違いはないです。
ここまではいいとこづくしのステンレスの包丁ですが、デメリットとしては研ぎにくいという特徴があります。
したがって、切れ味が長持ちはしますが一度落ちた切れ味を取り戻すにはそれ相応の技術が必要となります。
初心者から上級者まで幅広く使われている素材です。
切れ味 | :鋭い |
耐久性 | :長持ち |
研ぎやすさ | :研ぎにくい |
手入れの頻度 | :低い |
セラミックの包丁が初めて発売されたのは約20年前のことで、当時は新素材の包丁として話題になりました。
セラミックの包丁は、その見た目からして他の素材とは一線を画します。
なんといっても、抜群に軽いことが特徴です。
さらに、切れ味もかなり鋭いのです。
そんな夢の様な素材に思えるセラミックですが、実は大きな弱点を抱えています。
その弱点とは、割れてしまうことです。
セラミックはとても硬い素材なのですが、衝撃を与えると非常に脆いという特徴があります。
誤って床に落としてしまったり、硬い食材を切ってしまったりすると修復不可能なくらいに破損してしまう恐れがあります。
初心者の方には、軽くて切れ味が良いのでおすすめですが、1本の包丁を長く使いたいという方にはおすすめできません。
切れ味 | :鋭い |
耐久性 | :脆い |
研ぎやすさ | :基本的に研げない |
手入れの頻度 | :不要 |
どの素材も長所と短所があるので、万能ではありません。
何をおすすめするかは、今後しっかりと包丁の研ぎをしていくかどうかが重要になります。
包丁研ぎをしっかりしていく方はには、もちろん鋼の包丁をおすすめします。
手入れをすれば切れ味は抜群です。
藤次郎の包丁は、価格に対する性能の良さが売りです。
包丁研ぎをあまりしていかない方には、ステンレスの包丁をおすすめします。
ステンレスの包丁は鋼の包丁と比べると、切れ味や耐久性では劣りますが、手入れが楽です。
鋼と違って、少し放置したくらいで錆びたりすることはありません。
ヘンケルスの包丁は、見た目がかっこよく切れ味も鋭いです。
最後に、当サイトではセラミックの包丁を積極的におすすめすることはしません。
ピーラーなどでしたら、大変おすすめできる素材です。